こんにちは、イチゴです。
私のウェッジは、タイトリストのボーケイです。56度と60度を、それぞれメルカリで約5,000円で買いました。
選んだ理由は、正直に書くとこれだけです。
「ボーケイはスピンがかかる」と聞いたから。
とりあえずボーケイにしておけば間違いない。そのくらいの気持ちでした。
でも最近、ふと思ったのです。
- ウェッジはいろいろなメーカーから出ている。何が違うのか
- ボーケイ以外も、スピンはかかるのでは
- 「ウェッジのシャフトはアイアンより少し重いほうがいい」と言われたことがある。本当なのか
- ソールは、どんなライのときに、どんな形がいいのか
というわけで、調べてみました。ウェッジ選びで迷っている人の参考になればと思います。
いつもどおり、これは調べたことのまとめです。人によって体も打ち方も違うので、1つの考え方として読んでください。
疑問①:メーカーによって、何が違うのか
調べて一番はっきりしたのは、これでした。
メーカーによる一番大きな違いは、スピンではなく「ソールの形」でした。
ソールの形(グラインド)
ソールとは、ウェッジの底の部分です。ここの削り方をグラインドと呼びます。
同じ56度でも、ソールのどこを削るかで、芝への入り方が変わります。 バンカーで砂を取りやすいもの、フェースを開きやすいもの、薄いライでも刃が入りやすいもの。
そして、メーカーごとに種類も呼び方もバラバラです。
| メーカー | ソールの種類の呼び方 |
|---|---|
| タイトリスト(ボーケイ) | F/S/M/K/L/T などの記号 |
| ピン | B/S/T/W/E の5種類 |
| クリーブランド | Full/Mid/Low の3区分 |
同じアルファベットでも、メーカーが違えば中身は別物です。ここが一番ややこしいところだと思いました。
選択肢の多さ
メーカーによって、ソールの種類の数も違います。
- ボーケイ:種類がとても多い。自分の打ち方に合うものを細かく選べる。こだわる人向け
- クリーブランド:種類を必要十分な数に絞っている。迷いにくく、失敗しにくい
選べることが良さなのか、迷わないことが良さなのか。 ここは人によると思います。
顔(構えたときの見た目)
もうひとつが、構えたときの顔です。
クリーブランドは顔の美しさで人気がある、と書かれていました。ウェッジは構えたときの印象で安心感が変わるので、見た目も立派な選ぶ理由です。
私はアイアンを「名前がカッコいい」で選んだ人間なので、ここは共感しかありません。
フェースの加工
最後に、フェースの仕上げにも違いがあります。
たとえばテーラーメイドのウェッジには、フェースにメッキをかけない(ノンメッキ)ことで、スピンを出しやすくしているものがあります。
……ということは、です。
疑問②:ボーケイだけが、スピンがかかるのか
答えは、「そんなことはない」でした。
溝の形は、ルールで決まっている
まず知ったのが、ウェッジの溝にはルールがあるということです。
2010年から、溝の形に新しいルールが適用されています。 溝の角を鋭く削ることが禁止され、決められた丸みをつけなければいけなくなりました。
つまり、どのメーカーも同じルールの中で溝を作っているわけです。
その中で、各メーカーがフェースの加工や溝の仕上げを工夫して、スピン性能を競っています。 テーラーメイドのノンメッキも、その工夫のひとつです。
私のボーケイ選びは、間違いではなかった。でも……
ここまで調べて、私の結論はこうです。
ボーケイを選んだのは、間違いではありません。 実際、スピンはかかります。
でも、「ボーケイだからスピンがかかる」わけではありませんでした。 他のメーカーを選んでいても、スピンで大きく損をすることはなかったと思います。
「スピンがかかると聞いたから」は、ボーケイを選ぶ理由としては弱かったようです。本当の違いは、ソールと顔と選択肢の多さでした。
スピンは、ウェッジだけで決まらない
もうひとつ、大事なことがありました。
スピンは、ウェッジ・ボール・打ち方の3つで決まります。
- ボール:先日、スピンがかかるボールを調べて、TP5ストライプを買いました。ウレタンのボールかどうかで、スピンは大きく変わります
- 打ち方:上からボールを直接打てているか。当たり方がずれれば、どんなウェッジでもスピンは減ります
- 溝の状態:溝がすり減っていると、スピンは落ちます
最後の点は、私にとって耳が痛い話です。私のボーケイは、メルカリで買った中古です。前の持ち主がどれだけ使ったかは分かりません。
中古のウェッジを買うときは、溝の状態を見る。 これは今後の自分への宿題にします。
疑問③:シャフトはアイアンより重いほうがいいのか
これも、はっきりした答えがありました。
「昔からそう言われてきた。でも、今は同じ重さ派も多い」という答えです。
重いほうがいい、と言われてきた理由
昔から言われてきた理由は、こうです。
- ウェッジのヘッドはアイアンより重い。 だからシャフトも重めにして、全体のバランスを合わせる
- ウェッジは方向性が大事。 必要以上にしなるシャフトは向いていない
- アプローチは、重いクラブのほうが軌道が安定する
- ラフやバンカーで、芝や砂の抵抗に負けにくい
どれも、筋は通っています。
でも、最近は「同じ重さ」も主流
一方で、こういう話もありました。
男子プロの多くは、アイアンとウェッジのシャフトを同じ重さにしている。
理由は、スウィングの一貫性です。アイアンからウェッジまで同じシャフトで統一すれば、持ち替えても感覚が変わらない。
「アイアンより重く」は、もう過去の話なのでは、という記事もありました。
私のウェッジは、少し重めです
ちなみに私のウェッジのシャフトは、アイアンより少し重めです。
つまり、昔からの定説どおりということになります。
では変えるべきか。変えるつもりはありません。
理由は単純で、今、違和感がないからです。アプローチは、ラウンドでもそこそこ打てています。問題が出ていないものを、わざわざ変える必要はありません。
重いのも正解、同じ重さも正解。 自分が振ってみて、違和感がないほうでいいのだと思います。
ソールは、ライと打ち方で選ぶ
疑問①で「メーカーの一番の違いはソール」と書きました。では、どんなときに、どんなソールがいいのか。 ここも調べました。
まず「バウンス」を知る
ソールを選ぶときに、必ず出てくる言葉がバウンスです。
ウェッジを構えたとき、刃(リーディングエッジ)よりも下に、ソールがふくらんでいる部分があります。これがバウンスです。そのふくらみの角度をバウンス角と呼びます。
バウンスがあると、ソールが地面や砂で跳ねて、刃が刺さりにくくなります。 つまり、ダフったときの保険のような働きをします。
| バウンス角の目安 | 構えたときの見た目 | |
|---|---|---|
| ハイバウンス | 10度以上 | 刃が地面から少し浮く |
| ローバウンス | 8度以下(4度などもある) | 刃が地面にペタっとつく |
ライ別:どのソールが向いているか
調べた内容を、ライごとにまとめます。
| ライ | 向いているバウンス | 理由 |
|---|---|---|
| 柔らかい砂のバンカー | ハイバウンス(10〜14度くらい) | 砂に刺さらず、滑ってくれる |
| ふかふかの芝・柔らかいラフ | ハイバウンス(10〜14度くらい) | 刃が潜りすぎない |
| 硬く締まったバンカー | ローバウンス(6〜8度くらい) | バウンスが大きいと、硬い地面で跳ねてしまう |
| 芝が薄い・地面が硬いライ | ローバウンス(6〜8度くらい) | 刃がボールの下に入りやすい |
柔らかいところはハイバウンス、硬いところはローバウンス。 まずはこれだけ覚えておけば、大きく外さないと思います。
打ち方別:どのソールが向いているか
もうひとつの軸が、自分の打ち方です。
| 打ち方 | 特徴 | 向いているソール |
|---|---|---|
| 打ち込むタイプ | 上から鋭く入る。ターフを取る。ダフりやすい | ハイバウンス(12〜14度くらい)・幅の広いソール |
| 払い打ちタイプ | ターフをあまり取らず、横から払う | 中くらい〜ローバウンス(8〜10度くらい)・幅の狭いソール |
ソールの幅も関係していました。
- 幅の広いソール(ワイドソール):少し手前から入っても、ソールが滑ってボールを拾ってくれる。ダフリに強い
- 幅の狭いソール(ナローソール):抵抗が少なく、操作しやすい
ここも、記事によって言うことが少し違いました
ひとつ、引っかかったことがあります。
打ち込むタイプには「ハイバウンス・幅広」を勧める記事が多い一方で、「幅の狭いソールはダウンブロー向き」と書いている記事もありました。
打ち込むと地面に刺さりやすいので、滑らせて守る考え方と、抵抗を減らして抜く考え方。どちらも理屈は通っています。
ユーティリティの打ち方を調べたときも、記事によって言うことが違いました。ソールも同じでした。 最後は、自分で打って確かめるしかありません。
私の場合に当てはめてみると
せっかくなので、自分に当てはめてみます。
- 私の打ち方は、上からボールを直接打つことを意識している。どちらかと言えば打ち込むタイプ
- 60度は、ほぼバンカー専用
- 56度は、10ヤードから80ヤードまで全部これ
表のとおりなら、60度はバンカー用なのでハイバウンス寄り、56度はいろいろなライで使うので中くらいが合っていることになります。
……ところが、私は自分のウェッジのバウンス角を知りませんでした。
「とりあえずボーケイ」でメルカリで買ったので、そこまで見ていなかったのです。
ボーケイは、ヘッドにロフトとバウンスの数字が刻まれています。 たとえば、「56.10」なら、56度・バウンス10度という意味です。
確かめてみました
クラブを出して、ヘッドを見てみました。
| 刻印 | モデル | バウンス | |
|---|---|---|---|
| 56度 | 56-11 | SM4(2012年発売) | 11度(ハイバウンス寄り) |
| 60度 | 260.04 | 200シリーズ(もっと古いモデル) | 4度(かなりのローバウンス) |
60度の「260.04」の頭の「2」は、200シリーズという古いモデルの印です。つまり、60度・バウンス4度ということになります。
56度は、表のとおりでした
56度はバウンス11度。ハイバウンス寄りです。
打ち込むタイプの私には、表のとおりなら合っていることになります。10ヤードから80ヤードまで全部これで困っていないのも、そのせいかもしれません。
60度は、表と逆でした
問題は60度です。
バウンス4度。かなりのローバウンスです。
表を見返すと、ローバウンスが向いているのは硬く締まったバンカーや芝の薄いライ。柔らかい砂のバンカーには、ハイバウンスのほうが向いているはずでした。
そして私は、60度をほぼバンカー専用で使っています。
バンカー専用のクラブが、バンカー向きとは逆のソールだった。 知らずに使っていました。
前回のラウンドで、「練習していない60度で砂から出せた自信は、正直ありません」と書きました。練習不足だけでなく、クラブとの相性もあったのかもしれません。
もちろん、表はあくまで目安です。実際にバンカーで打ってみて、どう感じるか。次のラウンド前にバンカー練習をすると宣言しているので、そのときに意識して打ってみます。
60度は、溝のルールが変わる前のモデルでした
もうひとつ分かったことがあります。
200シリーズは、2010年に溝のルールが変わる前のモデルです。56度のSM4は、新しいルールに合わせた溝になっています。
同じボーケイでも、年式によって溝のルールが違う。 メルカリで買うときには、そこまで見ていませんでした。
中古のウェッジは、溝のすり減りだけでなく、年式も見たほうがいい。 これも今回の学びです。
ウェッジ選びで迷っている人へ
最後に、調べて私が思ったことをまとめます。あくまで私の考えです。
① メーカーより先に、ソールを見る
違いが一番大きいのは、ソールの形でした。自分がどんなライで、どう打つことが多いかを先に考えたほうが、選びやすいと思います。柔らかいところはハイバウンス、硬いところはローバウンスが基本です。
② 迷うなら、選択肢が絞られたメーカーも手
種類が多すぎて選べないなら、最初から絞ってくれているメーカーを選ぶのも、ひとつの方法です。
③ スピンは、メーカーでは大きく変わらない
どのメーカーも同じルールの中で作っています。スピンを気にするなら、ボールと打ち方のほうが先です。
④ シャフトの重さは、振ってみて違和感がなければいい
重めでも、アイアンと同じでも、自分に合っていればそれが正解です。
⑤ 中古なら、溝と年式を見る
安く買えるのが中古の良さですが、溝がすり減っていたらスピンは落ちます。 そして年式によっては、溝のルールが変わる前のモデルのこともあります。
⑥ 自分のバウンスを知っておく
私は知らずに使っていました。ヘッドの刻印を見るだけで分かるので、一度確かめてみてください。
もし次にウェッジを買うなら
以前、「本当に欲しいのは60度ではなく50度」と書きました。
もし50度を買う日が来たら、今度は「スピンがかかると聞いたから」では選びません。 ソールの形と、56度との相性を見て選びます。
調べたことで、次に買うときの物差しができました。
まとめ
- 私は、「スピンがかかると聞いて」ボーケイを買った(56度・60度、メルカリで各約5,000円)
- メーカーの一番の違いは、ソールの形(グラインド)。種類も呼び方もメーカーごとにバラバラ
- ほかの違いは、選択肢の多さ、構えたときの顔、フェースの加工
- ソールはライと打ち方で選ぶ。 柔らかい砂や芝はハイバウンス、硬いライはローバウンス
- 打ち込むタイプはハイバウンス・幅広、払い打ちは中〜ローバウンス・幅狭(ただし記事によって言うことが少し違う)
- 自分のウェッジを確かめたら、56度はSM4・バウンス11度、60度は200シリーズ・バウンス4度
- 56度は打ち込むタイプの私に合っていた。60度はバンカー専用なのにローバウンスで、表と逆だった
- 60度は溝のルールが変わる前のモデル。中古は年式も見る
- 2010年から溝の形はルールで決まっている。 どのメーカーも同じルールの中でスピンを競っている
- だからボーケイだけがスピンがかかるわけではない
- スピンはウェッジ・ボール・打ち方で決まる。溝のすり減りでも落ちる
- シャフトは「アイアンより重め」が昔からの定説。でも最近は同じ重さ派も主流
- 私のウェッジは少し重め。違和感がないので、このまま
- 次に買うなら、スピンではなくソールで選ぶ
「とりあえずボーケイ」は、結果オーライでした。 でも、理由は思っていたのと違いました。
皆さんは、ウェッジを何で選びましたか。メーカー、ソール、見た目、それとも値段。よかったらコメントで教えてください。


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