こんにちは、イチゴです。
前回、デビュー戦135の話を書きました。正直に言うと、あの日は疲れただけで、まったく楽しくありませんでした。
その証拠に、私はそのあと7年間、クラブを握りませんでした。
そして12年前、7年ぶりにゴルフに戻ってきました。 プロフィールに書いている「ゴルフ歴12年」は、このときからの数字です。
今日は、その戻ってきたときの話です。私が今もゴルフを続けていられるのは、このとき決めたたったひとつのルールのおかげだと思っています。
戻るきっかけは「まわりにゴルファーが多かった」こと
7年ぶりにゴルフのことを考えたきっかけは、単純です。
同僚や同級生に、ゴルフをやる人が多かった。
飲み会に行けばゴルフの話が出る。誘われることもある。そのたびに「自分は無理だな」と思っていました。デビュー戦の記憶が、まだ残っていたからです。
でも、あるとき思ったんです。「せっかくやるなら、楽しみたい」と。
前回のように、疲れて嫌になって終わるのは、もう嫌でした。同じことを繰り返すくらいなら、やらないほうがマシだとすら思いました。
だから決めました。「1年間は練習だけ」
そこで私が決めたのが、このルールです。
1年間は練習場だけ。ラウンドには行かない。1年後に、初めてコースに出る。
我ながら極端です。ゴルフを再開するのに、1年もコースに出ないと決めたわけですから。
でも理由ははっきりしていました。あの日の135は、ボールに当てられないまま出たから起きたことです。当たらないままコースに出れば、また同じ思いをする。それなら、当たるようになるまで出なければいい。
誘われても「まだ練習中なので」と断る。1年間、そう決めました。
最初の数ヶ月は、正直しんどかったです
きれいごとは書きません。この1年、最初のほうは全然楽しくありませんでした。
- ボールに当たらない
- 当たっても真っ直ぐ飛ばない
- コースに出る予定もないので、目に見える成果もない
- ただ黙って球を打つだけ
完全にストレスでした。 「何のためにやっているんだろう」と思った日も、正直あります。
それでも続けられた理由は、ひとつだけです。
自分で「1年」と決めていたから。
期限を切っていたので、迷わずに済んだのです。「今日は行くべきか、やめるべきか」を毎回考えなくていい。判断しなくていいというのは、思っている以上に楽です。 ゴールが決まっていたから、途中で降りる選択肢が最初からありませんでした。
自分と、続けている練習を信じるしかない。そういう時期でした。
そして、ある時期から急に変わりました
いつからか、はっきりとは覚えていません。でもある時期を境に、みるみる当たるようになりました。
芯を食う感覚が分かってくる。球が真っ直ぐ飛ぶ回数が増える。前回できなかったことが、今日はできる。
そうなると、面白いもので——
成長していく過程そのものが、楽しくなってきたんです。
コースに出ていないのに、練習場に行くのが楽しみになる。上手くなっていく自分を感じるのが嬉しい。デビュー戦のときには一度も味わえなかった感覚でした。
ゴルフが楽しいと初めて思えたのは、コースではなく練習場でした。
1年後、ようやくコースに戻りました
その1年、私は週1回ペースで練習を続けました。目標は「100前後で回れるようになること」。
そして1年後、ついにラウンドの日を迎えました。
結果は——115くらいでした。
正直に言うと、思ったほどのスコアではありませんでした。練習場ではそこそこ当たっていて、いい感じだったんです。でもコースは練習場とはまったく違いました。
平らなマットの上ではないし、同じ状況が二度と来ない。1年間練習しても、コースはコースでした。
それでも、です。
デビュー戦とは比べものにならないくらい、楽しかった。
中には、いい流れで回れたホールもありました。狙った方向に飛んで、思ったあたりに運べて、という場面が確かにあったんです。135のときには一度も味わえなかった感覚でした。
そして帰り道、私が考えていたのはこれでした。
「今度は早く100を切りたい」
やる気が満ちていました。デビュー戦の帰り道が「もういいや」だったことを思えば、我ながら大違いです。
1年待った価値は、スコアではなく、この気持ちのほうにありました。
お小遣いゴルファーへの、ちょっといい話
ここで、このブログらしい話をひとつ。
「1年間ラウンドに行かない」というのは、実はとんでもなく安上がりな上達法です。
計算してみてください。
| 費用 | |
|---|---|
| ラウンド1回 | 7,000〜9,000円(+交通費) |
| 練習1回 | 500円 |
1年間コースに出なければ、ラウンド代はゼロです。かかるのは練習場代だけ。しかも当時の私は、当たらない状態でコースに出ても叩くだけだったので、そのラウンド代は「授業料」にすらならなかったはずです。
お金をかけずに上達したいなら、ラウンドの回数を減らして、練習に回す。 私は結果的に、一番安いルートを通っていたことになります。
再開から12年、今思うこと
あの1年がなければ、私はとっくにゴルフをやめていたと思います。デビュー戦の135で終わっていたはずです。
もし今、「ボールに当たらなくて、ゴルフが嫌になった」という方がいたら、これだけは伝えたいです。
練習すれば、必ず当たるようになります。
これは根拠のない励ましではありません。打ちっぱなし1回でコースに出て135を叩き、7年間クラブを置いていた人間が、練習を続けただけで当たるようになったからです。センスがあったわけでも、レッスンに通ったわけでもありません。ただ、続けただけです。
当たるようになると、ゴルフは別物になります。同じ球を打っているのに、まったく違うスポーツをしている感覚です。デビュー戦で「疲れただけ」だった私が、今も続けているのがその証拠だと思っています。
それと、もうひとつ。
ゴルフにハマるタイミングやきっかけは、人それぞれです。
私のように7年かかる人もいれば、デビュー戦で夢中になる人もいる。誘われた勢いで始める人も、道具から入る人もいます。早いか遅いか、どう始めたかに、良いも悪いもありません。
大事なのはひとつだけ。始めた人は、練習すれば上達します。 ここだけは断言できます。
ワンポイント:ただ打つのではなく、考えながら打つ
最後に、あの1年で気づいたことをひとつ書かせてください。
「ただ球を打つ練習」と「頭で考えながら打つ練習」は、まったくの別物だということです。
同じ100球でも、中身が違います。考えながら打つというのは、たとえばこういうことです。
- 今の1球は、どこがよかったのか
- なぜ今の球は曲がったのか
- 次の1球では、何を変えてみるか
これを1球ごとにやります。正直、面倒です。連続でポンポン打つほうが気持ちいいですし、疲れません。
それでもこれをやる理由は、「再現性のあるスイング」への第一歩だからです。
再現性というのは、いいショットを「たまたま」ではなく「もう一度」打てること。考えずに打っていると、いい球が出ても理由が分からないので、次に同じことができません。逆に「今のは肩がしっかり回ったからだ」と分かっていれば、次も再現できます。
球数が打てないお小遣いゴルファーにとって、1球あたりの密度を上げることは、そのまま上達の速さになります。 お金をかけずにできる工夫として、これ以上のものはないと思っています。
ちなみに今も、練習だけの期間が楽しいという感覚は残っています。2ヶ月に1〜2回しかラウンドに行けない私が、それでもゴルフを続けられているのは、たぶんこのときの1年で「練習そのものを楽しむ癖」がついたからだと思います。
皆さんは、ゴルフのどこが一番楽しいですか。よかったらコメントで教えてください。


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